韓国の反日ぶりなどを取り上げたフジテレビの番組で、街頭インタビューの発言と字幕などが違い、フジ側が「編集上のミスだった」として謝罪した。しかし、ネット上ではなお、「フジに対する不信の声が相次いでいる。
字幕などが発言と違う問題が指摘されたのは、2015年6月5日放送の「池上彰緊急スペシャル!」だ。この番組は、「知っているようで知らない韓国のナゾ」をテーマにジャーナリストの池上彰さんが反日などに切り込み、ネット上でも話題になった。
韓国語では、「文化がたくさんあります」と発言
それがここに来て再びクローズアップされたのは、ユーチューブに番組の動画がアップされているためらしい。
問題については、6月26日ごろからツイッターなどで指摘されるようになった。番組では、ソウルで街頭インタビューを行い、日本についてどう思うかを聞いた。すると、多くの韓国人が日本は嫌いだと答えたといい、その中で4人の反応を紹介した。
うち女子高生は、「嫌いですよ、だって韓国を苦しめたじゃないですか」と発言したと、吹き替えと字幕で示した。ところが、韓国語が分かる人からは、「文化がたくさんあります。だから、外国の人がたくさん訪問してくれているようです」と聞こえるとの指摘があった。本当だとすると、むしろ日本をほめているようなニュアンスだ。
ネット上ではさらに、インタビューしたほかの韓国人も発言と字幕などが違うとの声が出た。ただ、吹き替えの声がかぶせられているだけに、よく聞き取れないとのことだった。
署名サイト「change.org」では、「もうこれ以上捏造はやめてください!」との呼びかけが行われた。そこでは、「嫌韓の雰囲気を煽る」ものだとして、フジテレビは捏造を認めて謝罪すべきだとして賛同を募っている。29日夕現在で2000人以上の署名が集まっていた。