オバマ大統領「残酷な殺害を強く非難」
こういった事情が反映されたのか、欧米首脳の声明の方が強い言葉でイスラム国を非難しているようだ。オバマ大統領は1月24日に、
「米国は、テロリストグループ、ISIL(イスラム国)による日本国民、湯川遥菜さんの残酷な殺害を強く非難する」
とする声明を発表。ヘーゲル国防長官も、「非人間性」という言葉でイスラム国の残虐さを強調した。
「ISILの非人間性は、日本がここ数か月でイラクとシリアの人々に行ってきた寛大な人道援助とは著しく対照的で、イスラム国の相次ぐ蛮行は、世界的な連合がイスラム国を弱体化させ、究極的には破壊しようという決意を強めるだけだ」
英国のキャメロン首相も、
「報じられているISILによる湯川氏の残酷な殺害とさらなる脅迫は、テロリストのさらなる残忍な蛮行を想起させる」
と述べ、イスラム国の一連の犯行を非難。フランスのオランド大統領も、「野蛮な殺害を強く非難する」と述べている。