ブログ写真パクリの疑いも
お詫び文では、「ご当地萌え」シリーズについて、「他社の著作権を侵害するものではないかとのご指摘をいただき、弊社内部で調査及び専門家への確認を行ったところ、他社の著作権に十分な配慮を怠った可能性が高いことが判明いたしまいた」(原文ママ)と説明。そして、「複数の見解があるものの、現在のデザインで販売を継続することは不適切であると判断し、回収、廃棄及びデザインの変更を行うことを決定致しました」としている。
ところが、2ちゃんではその後、萌えキャラばかりでなく、商品の関連写真もブログなどからそのままパクっているとの指摘が出た。
例えば、「栃木限定しもつかれ風ドロップス」の商品パッケージ写真は、あるブログの2009年1月3日付エントリーにあった栃木の郷土料理紹介写真とほぼ一致している。このブロガーは、コメントで読者から報告され、「勿論、許諾などありません」と憤りを示し、「対応については、今後関係者とも協議して慎重に進めたい」と答えている。
さらに、「山形いも煮風ドロップス」が旅館サイトの写真を、「盛岡冷麺風ドロップス」が社団法人の登録研究会サイトの写真をそのまま使った疑いがあるなど、いくつもの指摘が出ている。
日本観光商事の広報担当者は、取材に対し、「弁護士と相談しながら対応している段階」だとして、「具体的なことは申し上げられません」と繰り返した。ただ、商品の回収は、10年6月10日から始めたという。
ブログなどからの写真無断使用については、「何かありましたらホームページで報告しますので、今は何も申し上げられません」としている。