「メディアが不況を煽りすぎるという批判があるのは確かだ」
宮崎さんは、「メディアが不況を煽りすぎる、不況の深刻さを語りすぎるという批判があるのは確かだ」としながら、これから失業や倒産、自殺が増えていくのは明らかなことで、むしろメディアはそのことを十分に伝えていないのではないか、もっと一生懸命に伝えるべきであり、危機意識を共有すべきだ、などと主張した。
実際のところ、メディアが金融危機や不況を報道することに「不安感を煽る」としブレーキが掛かっているのだろうか。経済評論家で獨協大学教授の森永卓郎さんはJ-CASTニュースの取材に対し、
「特定の金融機関や保険会社の名前を出し倒産などと語るのは、風説の流布に当たるためにできませんが、日本の将来について暗い話しをするのがダメ、というのは聞いたことがありません」
と話した。