4年ぶりに通常開催となった青森の夏の風物詩「ねぶた祭」で、祭の運営スタッフがねぶたの引き手たちに暴力をふるって問題になっている。「運営団体は暴力行為を認め、謝罪をしました」ときょう10日(2023年8月)の『ZIP!』で畑下由佳アナウンサーが伝えた。
ねぶた祭は今月2日から7日にかけて開催され、100万人以上が来場した。そこで撮影された動画には、ねぶたを誘導する役割の男性がねぶたを動かす引き手たちに近づき、うちわや平手で次々と殴る様子が写っている。引き手たちは殴られながらも懸命にねぶたを動かしていた。
引き手6人を次々
殴っていた人物が所属する青森青年会議所によると、暴力行為があったのは今月6日で、誘導担当者2人が引き手6人を殴ったという。直前にねぶたが障害物にぶつかったことから、引き手に気合いを入れ直すために殴ったと話しているそうだ。
青森青年会議所の石田壮平・理事長はきのう9日、青森市内で取材に応じ、「今回のような殴打という行為は絶対に許されてはいけない。祭というものに傷をつけてしまったことに深くお詫びを申し上げたい」と謝罪した。当事者間で謝罪がなされており、刑事告訴などは考えていないという。
また、主催者の青森ねぶた祭実行委員会も「こうした暴力行為が二度と発生することのないよう厳正に対応する」とする声明を発表した。
畑下アナ「今年は最高で100万円のVIPシートが設置されたことでも話題となりました。しかし、今回の暴力行為が水を差す事態になりました」
キャンディ