主催者側が無料観覧スペースを減らし、5万席を4500円~6万円の有料席にしたことで物議を醸していた大津市のびわ湖大花火大会は、かえって大混乱となった。「現地では有料エリアのチケットを持っていない観客が、無料エリアでスペースを確保するために、深夜から列を作ったり、目隠しフェンス越しに花火を見ようとしたりする姿が見られました」と、けさ9日(2023年8月の『モーニングショー』で司会の羽鳥慎一が伝えた。
前日の深夜、無料エリアにシートを手にした地元住人が続々集まってきた。場所取りだ。住人の1人は「今までは、外に出れば、道でも(花火が)見えていたんです。ところが、高さ4メートルもの幕を張られた今年は、道に出ても見れないので、この無料エリアに場所取りに来たんです」と話す。
19時45分、花火の打ち上げが始まると、無料スペースにも入りきれなかった人たちが路上やフェンスの前に集まり大混雑。警備員に注意されても動く様子はない。この日、30万人が花火見物を楽しんだという。
玉川徹「いずれ花見も有料化」
羽鳥は「みなさん、いろいろ感想をお持ちだと思います。路上で立ち止まって観覧するのは危険だからと目隠しフェンスを設置するのはわからなくはないですが、嫌な感じはありますね」と眉をしかめる。
高額の有料席についても、玉川徹(元テレビ朝日社員)は「物価が上がって花火大会にもお金がかかるので有料にしたといいますが、この論理が通用するなら、お花見も有料になる」
(バルバス)