アメリカンフットボール部員が大麻や覚せい剤所持容疑で逮捕されたことについて、きのうの記者会見で日本大学は「自首させたかった」と語ったが、そもそも部員からの聴取がおざなりだった。現役部員が『めざまし8』に語り、けさ9日(2023年8月)の放送で伝えた。
現役部員は電話取材に、「『何か知ってることはないか』と全員がヒアリングを受けた」と語った。ただ、そのヒアリングは「1対1の面談というよりは、普通に練習後とかにコーチから軽く」語りかけられる会話程度のレベルだったという。「お前やってないだろうな」「ええ、やってませんよオ」というような立ち話程度ということなのか。
「寮で複数がやっているとは聞いた」
また、この部員は「寮で何人かがやってると同期から聞きました」「耳には入りましたね」とのことだ。吸っていたのが単独でなく複数となれば、組織的な吸引事件に広がる可能性も浮かび上がりそうだ。
教育評論家の松本肇さんは「会見で記者のつっこみで、ボロが出た印象はある。(警察にすぐに届け出なかったことは)僕からすると隠ぺいなんじゃないかと思ってしまう。日大は組織が大きすぎて、情報の共有がきちんとできていなかったのではないか」と指摘した。
(あっちゃん)