2023年度後期放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の新たな出演者を、8月8日(2023年)に同局が発表した。
「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲で知られ、戦後の大スターと呼ばれる歌手・女優の笠置シヅ子さん(1914-85)をモデルに、「激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語として大胆に再構成」する朝ドラだ。ヒロインの花田鈴子は俳優の趣里さんが演じる。
「揺れ動く繊細な感情を見事に表現していただけると思っています」
今回発表されたのは、鈴子の実家の銭湯「はな湯」の人々と、鈴子の出生地、香川の人々。鈴子の少女時代を澤井梨丘(りおか)さん、神戸の旅館の女中、三沢光子を本上まなみさん、地主の次郎丸和一を石倉三郎さん、次郎丸の家で女中をしていた西野キヌを中越典子さん、鈴子の祖母、大西トシを三林京子さんが演じる。
中越さんはヒロインを務めた「こころ」(2003年)以来20年ぶりの朝ドラ出演ということで、
「私がヒロインを演じさせていただいた頃の懐かしさや、演技を始めたときの原点へかえるような、万感のおもいで現場に入らせていただきました」
などとコメント。制作統括の福岡利武さんは
「中越典子さんには、とても難しい役どころをお願いしました。揺れ動く繊細な感情を見事に表現していただけると思っています」
と太鼓判を押している。
中越さんに対し、エックス(旧ツイッター)などでは
「こころ、こころちゃん中越さん朝ドラお帰り!!!!めっちゃ嬉しいよ!!」
「個人的には、『こころ』ヒロインの中越さんが出演されるのが感慨深いです(こころ好きなので)」
「中越典子さんなんて、こころ以来?楽しみね」
といった言葉が寄せられている。
(TT)