自民女性局パリ行程、研修の実時間は6時間ほど? 風間晋「30年前と全く同じ...松川さんに問いたい」

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   「自民党女性局が行ったパリ視察で、実際に研修を行った時間が6時間ほどだったことが判明。再び波紋を呼んでいます」と小室瑛莉子アナ。「めざまし8」は、女性局の局長を務め、パリ視察のメンバーである松川るい参院議員の事務所を取材、その内容を8日(2023年8月)の番組内で伝えた。

  • シャンゼリゼ通りと凱旋門
    シャンゼリゼ通りと凱旋門
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シャンゼリゼでのショッピング、ルーブル周辺自由行動など

   週刊誌「FLASH」(8月22日・29日号)に掲載された3泊5日の日程を詳しくみると、純粋な研修に充てられていた時間は6時間程度。さらに、セーヌ川での優雅なディナークルーズやシャンゼリゼ通りでのショッピング、ルーブル美術館周辺での自由行動など、観光同然のスケジュールが組まれていたことも判明した。

   番組は、政治ジャーナリストの田﨑史郎氏のコメントも紹介。「もうちょっと研修時間が多い方が良かったのでは。自由時間が多い印象」という甘々な指摘に、風間晋(フジテレビ解説委員)は苦笑いした。 「税金ではないか?」との批判について、松川るい事務所は「研修費用は参加者の自己負担と党の経費であり、党の支出は政党交付金ではない」と主張。

   また日程については、「面談・研修日程は相手方の都合と調整し、極力研修の目的を達成できるよう構成した」と回答した。

   これについて西岡孝洋アナは「これ、個人的に2つ疑問があるのですが。『相手方の都合と調整』して6時間しかとれないのであれば、その日程は変えた方がいいんじゃないか。『極力研修の目的が達成できるよう構成』...ということは、6時間で達成できる目標だったことにもなりますよね」と首を傾げた。

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「自民党は税金じゃないって常に言うけど、財布は1つ。どう仕分けるかは自民党側の判断だけど、政党交付金は今、自民党の収入のほぼ7割ですから。受け取っているわけですから、常にその中に税金は入っているという認識は必要。国会に行かせるなら税金を使ってもいいが、6時間では成立しない。日程調整が難しいなら、フランスである必要はない」

   元外務官僚の風間は「このスケジュールは、私の記憶にある30年前、40年前の国会議員や与党の視察団の日程と全く変わらない。驚くほど変わらない。結局そういう『変わらなさ』っていうのが日本の失われた30年の背景にあるんだなって受け止めた。松川さんはホープって言われているわけだけど、『変わらなくていいですか?』って問いたい」と話した。

(ピノコ)

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