小4男児、琵琶湖で死亡 海とは違う水深や浮力、湖に潜む危険性とは(めざまし8)

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   「また水の事故で幼い命が失われてしまいました」と、8日(2023年8月)の「めざまし8」で小室瑛莉子アナが伝えた。西岡孝洋アナは、「琵琶湖で遊泳中だった9歳の男の子が溺れ、病院に搬送後、死亡が確認されました」と続けた。

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遊泳可能エリア、監視員は配置ナシ

   佐藤良賢ディレクターは、7日に水難事故のあった現場から「男の子はブイの外側、水深1.5メートルほどの場所で発見されたということです」とリポートした。

   死亡したのは、大阪府枚方市の小学4年の男の子(9)。サッカークラブのメンバーおよそ20人とコーチ2人とともに琵琶湖に遊びに来ていた。男の子はマリンアクティビティなどを楽しみ、昼食後の休憩中に遊泳可能エリアで仲間と遊んでいた時に溺れたと見られている。休憩中にライフジャケットは外しており、このエリアに監視員は配置されていないという。

   水難学会の斎藤秀俊理事は「怖いのは、あるところまで一定で遠浅の水深になっていて、その先が急に深くなっていること。浅いと思ってずっと歩いていってしまったことが1番考えられる原因」と指摘。さらに湖ならではの危険性について「一見穏やかで危険がないように見えるが、海のように波もあり、流される危険性もある。水深が突然深く場所も多く、注意が必要」と話した。

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「首都圏の人は多分、山中湖くらいの印象だと思うけど、琵琶湖は海ですよ。大きさ的にもそうですし、波もあるし。だから海水浴場と同じような対応が必要な湖だと思う。監視員を置かないといけないというぐらいにしてもいい」

   武井壮(「百獣の王」・タレント)「海と違って淡水だから浮きにくく、泳ぐのにもすごく体力がいると思う。急にポンと深くなるところがあって、しかも、そこが水温が低くなったりするので、『冷たい!怖い!』って思ってパニックになる。(そういう時に)海みたいにぷかぷか浮くことができないので、こういう事故に陥りやすい場所ではある。だからこそ、何かあったときに浮いていられるものを身に着けることが必要」

   引率したコーチ2人は二手に別れ、10人ずつの子どもを見ていたというが、風間晋(フジテレビ解説委員)はこれについて「果たしてそれが適切な数字なのか。(遊泳エリアには)ほかにも水に入っている子どもたちがいて、岸から見ていると、自分のこどもたちなのかそうでないのか、それすら分からなくなってしまう」とコメントした。

(ピノコ)

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