一昨年の東京五輪で金メダルを獲得した日本ソフトボールのエース、上野由岐子投手(41)が7日(2023年8月)、米国(同銀メダル)戦にリリーフ、終盤を零点で締めくくり、1-0で勝利し、「本当に充実してソフトボールをやれている」と語った。8日の「ZIP!」が伝えた。
4奪三振を奪う好投
日米対抗の女子ソフトボール第3戦は7日、東京五輪で日本が金メダルをとった横浜スタジアムで行われた。
上野投手は、左ひざを手術、今年4月に復帰したばかり。5回途中で、先発した次世代エースの後藤希友投手(22)をリリーフ。背番号17の上野がマウンドに上がった。5回、6回と米国打線を抑え、7回へ。
デッドボールで1アウト1塁と同点のランナーを背負ったが、次打者をダブルプレーに打ち取った。4奪三振を奪う好投で、米国打線を零封した。
エースの健在ぶりを示した上野は、「すごく試合を1球1球楽しんで投げられている。本当に充実してソフトボールをやれている」「いま私がこうやって選手としてやれている一番の原動力」と話した。
別のネットニュースでは、打たせて取る投球を心がけているといい、「新しい上野由岐子のピッチングスタイルを作れている」。
自身が出場しなかった第1戦では、大学生中心の米国チームに敗れた日本チームに対し、上野は「私から見て恥ずかしい」と苦言。「(第2戦の)試合前に喝を入れた。もっと(五輪王者として)圧倒的な強さを見せてもおかしくない。そういうプライドを持って取り組んでもらいたい」と若手に奮起を促した。
(栄)