沖縄付近を迷走中の台風6号は、沖縄本島などで数日続きの「停電」をもたらしたが、7日(2023年8月)の「ZIP!」は、司会の水ト麻美アナの「?よミトく!」で、「停電対策」を特集した。
先週の水曜日から5日間停電が続いているという、沖縄県宜野湾市の家の主婦は、「当たり前のことができないので、いいことはひとつもない」「眠れないし、暑いし」「終わりが見えない、怖い」。
「一番困ったのは暑さ対策」
水トアナ「きょうは①暑さ、熱中症②冷蔵庫③明かり、の3つのポイントで見ていきます」。
まずは①暑さ、熱中症だ。3日間停電が続いた豊見城氏の男性(4人暮らし)に聞いた。
「一番困ったのが暑さ対策でした」。「雨風が強かったので、窓が開けられない」「料理する時はお湯を使うので、部屋の温度はどんどん上がった」。
ポータブル扇風機を使ったが、暑さで眠れない日が続いたという。
ポータブル電源は、3万円ほどの商品で、約5時間ほど扇風機が使えるという。
日中は車の中で過ごすこともできる。が、日中だけなど、時間を決めた方がいい、という。ただし、足を適度に伸ばすなどして、「エコノミークラス症候群」に注意が必要だ。
停電の前に、「飲料水を凍らせておく」のも有効だ。2㍑のペットボトルで数時間、氷を残すことができる。
さらに②冷蔵庫の中の食料を少しでも冷やしておくには、どうすればいいのか。
まず、冷蔵庫の写真を撮る。冷蔵庫を開けなければ、2~3時間は冷気を保つことができるので、とるものを決めてから、冷蔵庫を開けるようにする。
また、保冷剤を上におくといい。冷たい空気は上から下に降りるので、庫内の温度を冷たく保つことができる。
③明かりをどうするか。
スマートホンの灯りは、かなりバッテリーを消耗するので、情報収集に備えて、使用は控えた方がいい。懐中電灯が重要だが、ケミカルライトやペンライトも役に立つ。
水トアナ「ろうそくは注意が必要です」。今月1日には、うるま市で89歳の女性がろうそくの火事で命を失った。「ろうそくが倒れないように、重さがあるグラスなどに入れることが必要です」
(栄)