なでしこJ、準々決勝相手はスウェーデン 注目の清水梨沙選手は「かなりの分析家」(ZIP!)

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   「なでしこジャパン」のベスト4進出をかけた女子W杯決勝リーグ第2戦の相手は6日(2023年8月=日本時間)、W杯3連覇を目指した米国チーム(FIFAランキング1位)をPK戦の末に下したスウエーデン(同3位)に決まった。準々決勝は11日に行われる。7日の「ZIP!」は、なでしこの中心人物、DF2の清水梨沙選手(27)に焦点をあてた。

  • ノルウェー戦の勝利を伝えるJFA公式サイト
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「試合の映像をとにかく見る」

   なでしこジャパン(同11位)は、「グループステージ」の3試合を「全勝・無失点」で1位通過した。決勝トーナメント1回戦は5日(土)にノルウェー(同12位)と対戦。

   清水選手の値千金の今大会初ゴールは、1-1の同点で迎えた後半5分に飛び出した。相手ゴール前で、味方がいったん戻したパスが敵チームバックスにカットされ、パスが出された直後に、意表を突いた清水選手が走り込んで、右隅に流し込んだ。

   この試合で、日本は前半15分、宮澤ひなた選手がセンタリングしたボールを、相手選手がオウンゴールして先制。しかし、その5分後。ノルウェー選手の高さを生かしたヘディングシュートで同点に追いつかれた。今大会初の失点で、1-1の同点のまま後半。停滞気味になりかけた空気を振り払う一撃だった。

   その後、日本チームは攻撃の手を緩めなかった。

   2-1で迎えた後半36分。ノルウェーの長いパスをカットした清水が一転して、中央付近にいたMFの藤野あおばにタテパス。センターラインをドリブルで越えた藤野は、あわてて戻るノルウェーの赤のユニフォーム4人の間をゴロで抜くパス。ゴール前に転がるボールを追う集団から一歩前に走り出たのが、中央から抜け出した宮澤ひなただった。黄色のユニフォームのGKの動きを素早く見極め、冷静に左手をゴロで抜くシュート。大きく勝利に近づく3点目を決めた。

   清水選手は試合後のインタビューで、「2019年(W杯)で悔しい思いをしたので、まだまだこれからですけれど、ひとつ壁を破れたなっていう気持ちです」「全員が同じ方向を向いているので、これからも、どんどん勝ち上がっていきたい」

   大会前の今年5月のロンドンでは、山本紘之アナのインタビューに、「東京五輪(準々決勝)で負けた時に、自分が次、こういう大きな大会に出た時に、負けるのが嫌だと思って」

   山本アナによると、清水選手は「かなりの分析家」。「試合の映像をとにかく見る。そして修正、改善していくそうです」「ノルウェー戦も、あそこにいてくれたらいいな、という場所に現れる」「運動量を発揮した」

   6日の米国―スウェーデン戦は、格上の米国が押しまくったが、スウェーデンGKが何度もかわし、0-0のままPK戦に突入。7人目までもつれこんだが、5-4でスウェーデンが、うっちゃった。

(栄)

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