日本大学アメリカンフットボール部の部員が覚せい剤と大麻を所持していた疑いが強まり、きょう4日(2023年8月)の『ZIP!』は「警視庁が家宅捜索に入りました」(司会の水卜麻美アナ)と大きく取り上げた。
東京・中野のアメフト部の寮にきのう3日午後、警視庁の捜査員約20人が捜索に入った。家宅捜索は約5時間に及んだ。日大は日本テレビの取材に対し、家宅捜索を認めたうえで「寮内でのことについては本学からはお答えすることはできません。警察の捜査には全面的に協力します」と回答した。
先月、「アメフト部員が大麻を使用している」という匿名の情報が寄せられ、大学側が調べたところ、寮から植物片や錠剤が見つかった。提出を受けた警視庁が鑑定した結果、大麻と覚せい剤の成分が確認されたという。警視庁は今後、違法薬物を所持した人物の特定を進めるとともに、入手経路などを調べる方針だ。
捜査依頼していたのに知らなかった?
おととい2日、林真理子理事長が疑惑を強く否定したばかりだった 「一部のマスコミで報道されているような違法な薬物が見つかったということは一切ない」「新しい進展があれば速やかにお話しします。まったく何も隠し立てもせずお話しもいたします」と話していた。
しかし、警視庁に捜査依頼をしているのに、理事長が知らなかったということがあるのだろうか。それとも、まったく蚊帳の外に置かれていたということなのだろうか。
違法薬物をめぐっては、岐阜・朝日大学でもきのう、ラグビー部員3人が大麻を販売していた疑いで逮捕されている。法科学研究センターの雨宮正欣所長は、「薬物を使うことに何の抵抗感もない人が複数の種類の薬物を持っていることが多い。簡単な気持ちで手を出さない。とにかく手を出さない。これが一番です」と話している。
キャンディ