NHK連続テレビ小説「らんまん」89話（2023年8月3日）では、万太郎（神木隆之介）は自分を認めてくれているロシアのマキシモヴィッチ博士の元で研究をしようと、寿恵子（浜辺美波）と娘を連れてロシアへ行くことを決める。肝心の渡航費はやはり峰屋に頼るしかない。ところが、その峰屋は大ピンチだった。
綾（佐久間由衣）と竹雄（志尊淳）は新しい酒の開発を進めていたが、雑菌が増殖して白く濁り悪臭を放つ腐造になってしまった。失敗である。峰屋は売る酒がなくなり、のれんを下すことになった。
綾が幼いころからずっと夢見てきた新しい酒となるはずが、あと一歩のところで無残にも散ってしまった。酒樽のなくなった蔵の中であおむけになり、中空を見つめる綾の姿が哀しい。でも、竹雄がそばにいてよかった。ラブラブなズギャン後の竹雄が、力強く感じた場面だった。SNSでも「綾様にズギャンする竹雄にズギャンってしてたのは何分前よ」「綾さんの旦那さんが竹雄で良かった」「綾様には厳しすぎる展開」「綾ちゃんから最も残酷な形で酒蔵を奪ってしまった」などで沸いた。
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綾の酒は失敗
万太郎と寿恵子の娘・園子が危篤に
高知の顔である峰屋は破産で、タキばあちゃん（松坂慶子）があれほど伝統の酒づくり守れと厳しく言い続けた意味が分かる。税金徴収も情け容赦ない。綾と竹雄はどうなるのだろうか。
実は綾と竹雄には実在のモデルがいて、2人はその後も醤油屋を開いたり、静岡・焼津に移転してブリ漁の網元になったりしたらしい。でも、朝ドラではそういう展開にはならないんだろな。
そんな時、万太郎と寿恵子の娘・園子がはしかにかかって高熱を出していた。医者が駆け付けるが危篤だ。
（Ｙ・Ｕ）