バスやタクシーの運転手の氏名の掲示義務が、1日(2023年8月)から廃止された。2日の『THE TIME,』が伝えた。これまではトラブル発生時に運転手を特定するなどのため、客から見える位置に名前を掲示することが義務付けられていたが、SNSで名前が晒され誹謗中傷につながるなどの懸念があった。
掲示義務の廃止を受けて、タクシーの場合は国から認可を得た運転手だとわかるよう、運転者証は乗客から見えるようにするが、個人情報が見えないような新デザインに変更する。
乗客にとっても必要なかった
国土交通省は「プライバシーを守り、安心して働ける職場環境の整備を促進する」としている。たしかに、乗客が運転手の名前を知る意味はとくになかった。ワンマンバスの運転手が飛行機の機長みたいに、「運転士は×〇△□です。みなさんを安全にお運びいたします」なんてアナウンスしたらカッコいいんじゃない。
(TT)