「災害級」暑さはいつまで? 国連の「地球沸騰」もうなずける 埼玉・鳩山町39.6度に(ZIP!)

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   国連のグテーレス事務総長は27日(2023年7月)、「地球温暖化の時代」は終わり、「地球沸騰の時代」が到来した、と述べた。東京では、来週初めに「雨マーク」の予想もあるが、熱中症への警戒は怠らないよう、31日の「ZIP!」は呼びかけた。

  • 気象予報士「猛暑日まだ続きそう」
    気象予報士「猛暑日まだ続きそう」
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東京の猛暑日、すでに12日

   日本列島は昨日30日も「災害級の暑さ」だった。猛暑日は223地点と5日連続で200地点以上だった。全国一の暑さとなった埼玉県鳩山町では、午後2時前に39.6度を記録した。

   志木市の「いろは親水公園」ウォーターパーク(24日から、無料)には、大勢の子どもたちが水遊びに集まっていた。大きな木のバケツが定期的にひっくり返って子どもたちに大量の水を浴びせかける。

   係員は「熱中症防止のため、まめな休養と水分補修を」と呼びかけていた。

   30日は、全国39の都府県で「熱中症警戒アラート」が出された。

   東京消防庁管内では、昨日午後9時時点の速報値で、熱中症で、4歳から98歳の男女87人が救急搬送された。

   一昨日29日には、東京・東村山市の住宅で、90代と80代の夫婦2人の遺体が見つかった。警視庁は、夫婦が熱中症で亡くなった可能性があると見て、調べている。

   28日には、山形県米沢市で、学校の部活動から自転車で帰宅途中だった女子中学生が路上で、熱中症と見られる症状で倒れているのが見つかった。その後、死亡が確認された。

   この暑さはいつまで続くのか?

   小林正寿・気象予報士は、東京都心の予報について、「明日火曜日は曇りで雷雨もあり、最高気温が32度になりそうだが、それ以外の1週間は35~37度クラスの暑さが続きそう」という。ただし、来週はじめの「7,8,9日は雨の予想もあり、32~33度」となる予報も出ている。だが、予想と違って雨があまり降らないと、猛暑がぶり返すことになりそうだ。

   東京の「猛暑日」の最多記録は16日間だが、今年はすでに12日。今週中にも記録を更新しかねない勢いだ。

   台風6号は、2日ごろに沖縄に接近、週末にかけて東シナ海を北上する。

(栄)

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