米メジャーリーグは、8月2日(2023年)にシーズン中のトレード期限を迎えるが、ここにきてエンゼルスの大谷翔平選手のトレード報道が過熱している。大谷選手は「まだ(プレーオフに)いける位置にいる。気にせず今できることをやりたい。このチームでプレーオフに行きたいという気持ちは変わらない」とコメントしているがトレードはあるのか? もし成立するならどの球団か? 今日25日の「モーニングショー」はスタジオに専門家を招いて話を聞いた。
玉川徹「1試合負けるごとにトレード可能性が10%上がっていく?」
過去のトレードをみると、2012年にはイチロー選手が移籍決定後わずか数時間で古巣と対戦したり、2017年にはダルビッシュ有選手が期限10分前に電撃トレードが成立したりといった例もある。
シーズン中のトレードは、ポストシーズン出場の可能性があるチームが主力の即戦力を求める一方で、出場可能性のないチームは来シーズン以降を見据えて若手を獲得するという目的が一般的。現在、エンゼルスはア・リーグワイルドカードの順位が6位。ポストシーズンに出場するためには3位以内に入る必要があることから微妙な位置にいる。MLBアナリストの古内義明さんは「現時点で残留可能性は80%」という。
玉川徹(テレビ朝日報道局員)「トレード期限までエンゼルスが勝つか負けるかということですよね。1試合負けるごとにトレードの可能性が10%上がっていくということですか」
もし大谷選手がナ・リーグの球団に移った場合はシーズン本塁打記録がリセットされるため本塁打王獲得が難しくなるが、トレード相手はどこが有力か。古内義明さんはレイズ・オリオールズ・ヤンキースの3球団を挙げる。
レイズとオリオールズはポストシーズンに向けたレンタル移籍の意味合いが強く、交換相手となる期待の若手選手も多い。一方、ヤンキースは資金力も豊富で、大谷選手がFAになった後の長期契約も見据えているという。
古内義明さん「エンゼルスがピッチャーを補強すれば大谷選手を出さないことが明確になるが、彼らはそれをやらない。微妙な空気が流れているのが怖い」
MCの羽鳥慎一「この1週間のエンゼルスの成績、どういう補強をするのかで見えてくる。来週水曜日の朝7時までに答えが出るということです」
(みっちゃん)