バスケットボールのW杯が8月25日、日本(沖縄県)で開催される。2年前の東京五輪で日本の女子バスケットを銀メダルに導いたトム・ホーバス氏が男子チームを率いるが、富樫勇樹・主将(29)がポイントを語った。25日(2023年7月)の「ZIP!」が特集した。
「トムさん(ヘッドコーチ)のバスケをどう世界でできるか」
日本チームの目標は「W杯17年ぶりの勝利」。富樫主将は、Bリーグ日本選手で初の1億円プレーヤーだ。2021年の東京五輪では、八村塁や渡辺雄太を擁しながら、予選リーグで3戦全敗だった。
山本アナ「初めてのW杯になりますね。今の心境は」
富樫主将「非常に楽しみです。日本でW杯が開催されるって、なかなかないじゃないですか」「トムさんのバスケを、どう世界で、できるか」「(五輪は)結果として、1勝もできずに終わってしまった。成長した姿を、W杯で見せたい」
山本「ホーバスHCになって、チームは具体的に、何が変わりましたか?」
富樫「身長や体格(の劣勢)などを補うために、まずはスピードだ、と」
身長167㌢の富樫選手の武器は「スピード」だ。とくに、「攻守の切り替え」が大事だ。
富樫「ディフェンスでも運動量でカバー。リバウンドでとった後のトランジション(攻守の切り替え)。できるだけ早い展開でオフェンスに持ち込む」。
富樫「『3ポイント』も、トランジションでも速攻でも打っていい」
小林「われわれ素人が見ていても、(日本代表は)3ポイントをいっぱい打つな、と」
富樫「全員が思い切り3ポイントを打ってくるチームは、多くない」「相手としては怖いんじゃないかな」。
2年前の東京五輪3試合平均の「3ポイント」は28回だったのに対し、直近4試合平均は40.5回だ。
富樫「日本の良さを生かすためには、このスピードとシュート力」「トム・ホーバスHCのバスケットを信じてやることはできています」
「W杯の目標」を富樫主将に書いてもらった。
2分間、考えたあと。「ドイツに勝利」
「ホントに初戦が大事で、まずは世界で一勝することが、これからにつながる」(富樫)
FIBAバスケットボールワールドカップ2023は8月25日から9月10日まで、フィリピン・インドネシア・日本(沖縄)で開催。32チームが参加し、16日間で92試合が行われる。
(栄)