「4年ぶりに開催された『足立の花火』。史上最多となる74万人が訪れました」と、24日(2023年7月)の「めざまし8」で司会の谷原章介が伝えた。小室瑛莉子アナは「去年、韓国・梨泰院で起きた雑踏事故を受けて、足立区では新しい安全対策を実施。厳戒態勢の警備の中、ルール違反によるトラブルも。大混乱となった現場を総力取材です」と続けた。
小室瑛莉子アナ「浴衣を着て、りんご飴とか食べちゃったりして...」
番組は、22日に東京・足立区で行われた花火大会の様子を映像で伝えた。運営側は警備員を前回より140人多いおよそ800人態勢にし、交通規制の強化や歩行者天国の設置もしたというが、会場付近は歩くのも困難なほどの大混雑。
警察官や警備員に絡んだり、警備員の誘導を振り切って土手を駆け上がってショートカットしたりする人が続出した。開始後も、周囲の路上には会場に入りきれなかった人たちが溢れ溢れかえっていた。
終了後は「分散退場」を実施して警察官がルートを案内。大きな事故はなかったというが、通常は徒歩15分の北千住駅まで1時間ほどかかったという。
スタジオでは谷原が「4年ぶりにやっと花火が帰ってきましたけれど、74万人のみなさん、混雑が大変そうでしたね」。古市憲寿(社会学者)は眉間にしわを寄せて「ここまで混んでいたらあんまり行きたくなくなっちゃいますよね」とげんなりしてコメントした。
古市「今、花火大会もたくさんあって、例えばB'zとか安室奈美恵さんとか、音楽を流しながら花火を見るというようなショーみたいなものが増えている。そういう花火は大体チケットが7000~8000円ぐらいする。そう考えると、普通の花火も有料席を増やして、お金を出してでも見たい人のためにもうちょっとケアしてもいいんじゃないかな」
谷原が「花火楽しみたいね!4年ぶり」と語り掛けると、小室アナは「本当ですね。やっぱり久々の花火は浴衣を着てね。りんご飴とか食べちゃったりして...」とニッコリ。
このやり取りを聞いていた西岡孝洋キャスターは「『食べちゃったりして...』ってどういうこと?」とツッコミ。「4年ぶりということで、ちょっとスタジオも浮ついていますが...」と仕切り直すと、花火大会の変化について伝えた。物価、燃料費、人件費の高騰により、開催中止になる花火大会が増えているというのだ。
どうしたら地域の花火大会を存続させることができるのか。長谷川ミラ(モデル)は「地元住民に対する割引と、(そうでない人たちに対する)有料化のバランスは必須になってくるんじゃないかな」と話していた。
(ピノコ)