万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)は、長女を園子と名付けた。新しい家族が増え、万太郎は公私ともに満ち足りた毎日だ。園子は十徳長屋の住民たちにもかわいがられ、すくすくと育っている。
そして、高知の「峰屋」では、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が万太郎からの手紙を受け取った。2人は園子の誕生を知り大喜びである。「万太郎に似てるのやろか。お寿恵さんに似とるのじゃろか」(綾)、「女の子か。可愛いらしいじゃろのう」(竹雄)。25日の火曜日の放送の予定です。
日本で未確認の食虫植物を発見
ある日、長屋の住人のゆう(山谷花純)の誘いで、万太郎、倉木(大東駿介)、福治(池田鉄洋)は出かけることになった。その途中で大きな池を見つけると、万太郎はさっそく植物採集。二人きりになったのを見計らって、福治はゆうに自分の心の内を打ち明けた。
池のほとりで倉木の肩に乗って柳の実を採集していた万太郎は、よろけて池に転落。そのとき見たことのない水生植物を発見する。ムジナモと呼んで東京大の植物学研究室に持っていくと、田邊教授(要潤)は日本では未確認の食虫植物であると気づき、万太郎にその論文と植物画を世界に発表するように命じた。
そのころ、寿恵子は二人目の子どもを妊娠していた。万太郎は家族が増えることを励みに、ムジナモの論文と植物画に没頭する。ようやく完成させたが、論文を読んだ田邊はなぜか激怒するのだった。