TBS系の火曜日午後10時からの連ドラ枠で、「18/40~ふたりなら夢も恋も~」を見ました。18歳の未婚妊婦・仲川有栖(福原遥)と、40歳の成瀬瞳子(深田恭子)が年齢差を超えて絆を築いていく物語です。
有栖は美術教師だった母・真理(美村里江)の影響で、幼いころから美術館や展覧会に親しんできました。しかし、キュレーターという職業があることを教えてくれた母が、40歳でこの世を去ってしまいます。
妊娠をした18歳と婚活・妊活したい40歳の出会い
高校を卒業し、キュレーターをめざして大学に進学した有栖は、父・市郎(安田顕)のもとを離れ一人暮らしをすることに。しかし、引っ越しを前に、妊娠していることがわかります。付き合っている相手に話すと、必ず連絡すると言ったのに、彼の母親に阻まれ、会えなくなりました。
ストレスからか、道にうずくまっている有栖を助けてくれたのが、アートスペシャリストの成瀬瞳子(深田恭子)でした。近くの産婦人科クリニックに連れていってくれ、有栖の妊娠は間違いないとわかり、婚活・妊活に期待していた瞳子は子宮内膜症だと告知されます。点滴を受けている有栖に、カーテン越しに話しかけ、悲嘆に暮れる瞳子に比べると、有栖のほうは落ち着いていました。
このドラマは、福原遥と美村里恵と安田顕の3人が良いのです。福原は大変な境遇にある18歳の女性を冷静に演じています。美村は母の優しさを上手に表現。安田は娘を大事に思う父親を見事に演じています。
悩む有栖は、どのように産む・産まないの選択をするのか、大学生活は? キュレーターになる夢は?―このドラマがどこまでどんなふうに見せてくれるのか、注目したいと思います。