連続テレビ小説「らんまん」で東京大学の学生・藤丸を演じている前原瑞樹が20日(2023年7月)の『あさイチ』にゲスト出演。番組冒頭、藤丸になり切って「きょうは波多野(前原滉)が寂しそうにしていたので、東京に帰ったら抱きしめてあげたい」と朝ドラ受けした。
前原瑞樹は2022年度後期の「舞いあがれ!」にも、物語のほとんどで正体が伏せられていた謎のキャラクター「むっちゃん」役で出演し、話題を呼んだ。司会の博多華丸が「出てこない旦那さんね」、大吉が「(むっちゃん役は)福山雅治さんじゃないかってネットで盛り上がって」と振り返ると、「ネットだけじゃなくて、キャストさんもスタッフさんも多分そう思ってました。(心臓が)バックバクで『ごめんなさい』って登場しました」と明かし、スタジオを沸かせた。
骨の周りの肉を削り落とし
そんな前原は「愛(め)でたいnippon」コーナーで岡山を旅し、その魅力を紹介した。宇野港では外国人観光客が多く訪れるカフェを訪れ、たどたどしい英語でインタビューしたり、1番人気だというニューヨークスタイルのベーグルサンドを頬張ったりしてリポートした。
このVTRを見ていたゲストの島崎和歌子は爆笑。スタジオにカメラが戻ると、「岡山にいるのにニューヨークの味ですか?」と質問。前原は「そうなんです。ニューヨークの味知らないんですけど...」と申し訳なさそうに答えていた。
前原は「牛肉の聖地」津山も訪れた。地元で普通に売られているという「そずり肉」を目にすると、「どういったお肉?」と興味津々。精肉店の店主によると、骨の周りに付いている肉を削り落としたもので、「そずる」は岡山で「削る」という意味だそう。
牛肉のうまみを強く感じることができるというそずり肉。スタジオでは、「ネギまみれそずりポン酢」と「そずり鍋」が振る舞われた。まずは鍋から。島崎は「お出汁よく出てるねー。脂っこいのかなと思ったら、全然そんなことないですよね」。華丸は「すき焼きよりさっぱりしている」。出汁がおいしく、地元ではしめのうどんまでスープが残らないことも多いそうだ。
炒めたそずりをたっぷりのネギとポン酢でいただく「ネギまみれそずりポン酢」に、一同は「おいしー」「最高」「いくらでも食べられる」と感嘆の声を上げる。大吉は「肉のうまみが本当に強い」、島崎は「岡山にしかないの?」などと話しながら、箸は止まらず。居酒屋のようになっていた。
(ピノコ)