NHK朝ドラ「らんまん」7月18日(火)放送回。つわりで食欲のない寿恵子(浜辺美波)。何か食べさせたいと万太郎(神木隆之介)が困っていると、そこへやってきた藤丸(前原瑞樹)。義理の姉さんがつわりの時期をのりきったという料理を作り始めた。(ネタバレあり)
万太郎のそばで植物学に携わっていたいのだろうか
藤丸のおすすめは揚げ芋。やっぱりポテトフライは古今東西、揺るぎない人気なのだ。誰でもいつでもどこでもポテチなのである。寿恵子も喜んで食べられた様子。
その後、長屋の井戸畑に集まってきたのは、丈之助(山脇辰哉)、ゆう(山谷花純)、福治(池田鉄洋)の3人。そこで藤丸の決意が発表された。東大を辞めたいと。
東大は、学者らが新種の発表を我さきにと争う群雄割拠で、学生たちが研究と称して巻き込まれている状況を見て、自分の居場所を失ったという。自分は東大という戦場には居られないということのようだが。
「雪丸」「おもち」「とうふ」のうさぎたちに餌をあげる姿からも、藤丸の優しさは絵に描いたように十分伝わる。東大の研究戦争には肌が合わないこと、英語が苦手で田邊教授からパワハラを受けていること、考えてみたら逃げたくなる気持ちもわかる。
藤丸の言い分を聞いたおゆうさんが、離婚で子どもを残してきた自分の経験から、「いなくなった方がいい理由なんて、100個見つけても無駄」と怒鳴り飛ばした。パンチ力のある言葉は、藤丸に届いたであろうか。東大やめて、どこへいっても戦場だらけなのが人生。むしろ東大という戦場で、火炎瓶をよけて生きる方法を探したほうがいいように思う。
万太郎を頼ってきたということは、万太郎のそばで植物学に携わっていたいと思っているのだろうか。とにかく藤丸流の生き方を探って、東大をやめずにいてほしい。ネットでも「藤丸の気性と学者の世界が合わな過ぎるのよね」「おゆうネエさんからの 厳しいお言葉 藤丸頑張れ」「助けてよって言えた藤丸はえらいよ」「新種発表だけが研究じゃないよ、藤丸」などの投稿があった。
藤丸くんには万太郎の"植物道"には携わってほしいが。
(Y・U)