猿之助容疑者、父親の「自殺ほう助」容疑で再逮捕へ 若狭弁護士「意思を表明できたのか」

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   18日(2023年7月)の「めざまし8」は、この日に勾留期限を迎える市川猿之助容疑者の最新情報を報じた。小室瑛莉子アナは「警視庁は父親への自殺ほう助の疑いできょうにも再逮捕する方針を固めました」と伝えた。

  • 猿之助容疑者への取り調べを続ける警視庁
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なぜ2段階に分けたのか

   母親の自殺ほう助の疑いで6月に逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦(きのし・たかひこ)容疑者。両親が飲んだ薬物について「睡眠導入剤を用意して砕き、水に溶かして両親がのみやすいように準備した」「楽に死なせてあげるために両親にビニール服をかぶせた」などと説明しているという。

   スタジオでは、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が解説した。

   MCの谷原章介「父親に対する容疑も殺人ではなく、自殺ほう助。なぜなのでしょうか」

   若狭弁護士「猿之助容疑者は『家族3人で自殺をしようと話し合いをした』という供述をしている。結論的には、その供述を覆すことができなかったということだと思います」

   谷原「母親への容疑と同じ容疑なのに、なぜ同じタイミングで逮捕に踏み切らなかったのですか?」

   若狭弁護士「少なくても、母親の自殺ほう助で逮捕した時点では、まだ父親に対して自殺ほう助かどうかは分からなかった。むしろ父親に対しては殺人や同意殺人の可能性もあるのではないかということで、2段階に分けたのだと思う」

   10年ほど前から病気を患い、積極的に外出できない状況だったという父・段四郎さん。若狭弁護士は「この事件は、父親が自殺するという気持ちを自ら表明できたかというところに尽きる。そういう意味において、自殺する気持ちがなかったと証明することが難しかったということだと思います」と解説した。

   鈴木円香(起業家)は「自殺の意思表示ができる状態になかったと証明できないという話ですが、素人目には主治医や介護しているヘルパーさんから証言が取れそうな気もしますが」と疑問を口にした。

   若狭弁護士は「警察は医者の話も相当聞いていると思う。その上で、自殺する気持ちを表現することが全くできなかったというところまで信証が取れなかったのだと思います。『そんな気持ちを表すことは100%できなかった』と証言があれば殺人容疑などに発展していた可能性はあり得る」と話した。

(ピノコ)

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