観光地の人手不足が深刻だ。「夏休みシーズンを前に」と14日(2023年7月)の『めざまし8』司会の谷原章介が取り上げた。
きのうの京都駅前、タクシー乗り場には60人ほどの列ができていた。バス乗り場にも30人。「運転手の人手不足で大変な混雑です」と倉田大誠アナウンサーが説明する。タクシーの運転手は「タクシーが25%は減っている」と話した。市内のタクシー会社も「配車が追いつかない」という。
沖縄でも、那覇空港近くのレンタカー店が「人が足りないので電話をとれなかったり、受け付けの人数が間に合わずに、お客さんを待たせたり」と実状を語る。国際通りのステーキ店は「人手が足りないので、営業時間を短縮した」そうだ。以前はスタッフ16人だったが、今は8人で「(募集しても)なかなか集まらない」。手が回らないため新メニューを出せないフード店もある。
ポストコロナに追いつけない
観光地の調査やマーケティングをしている森戸香奈子さんは、「生産年齢人口が減っていて、地方中心に人材不足です。とくに、観光地はコロナで人員カットしたところへ需要が急激に回復して、採用が追いつかない」と分析する。
唐木明子(企業コンサルタント)「かき入れ時なのに対応策がない。一括でサポートするビジネスがでてくるといいと思います」
倉田「われわれにできる対策は、可能な限りの事前予約や、オフピーク行動。こういうところかも」
カズレーザー(タレント)「ほぼ無人化したホテルか、今のサービスが提供できるけど、値段が上がる高級ホテルかといった2極化をすると思いますね。観光地は収益が上がるなら、それにシフトしちゃう。いやなら時給をどっと上げることですが、どっちの未来を選ぶかです」
(あっちゃん)