「介護40年の最後に妻を殺してしまった俺は大馬鹿者だよ」判決前の夫が「THE TIME,」に告白

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   去年11月(2022年)、介護疲れから79歳の妻を車いすに乗せたまま海に突き落とした82歳の夫が「(拘置所で)取材の面会に応じ、胸中を語りました」と、けさ12日(2023年7月)の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎アナウンサーが取り上げた。

   妻の藤原照子さんは37歳の時に脳梗塞を発症し、思うように左半身を動かせなくなった。夫の宏被告は40年近くほぼ1人で介護した。照子さんが22年6月頃に自力でベッドと車いすの行き来ができなくなったのを見て、宏被告は心中を決意したという。

  • 介護が続けられない
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「求刑7年」来週18日に判決

   面会取材の記者が「誰かに相談しなかったか」と聞くと、宏被告は「俺は頑固な性格だから、『俺一人で面倒見るんだ』という強い決心をしたんです」と話す。

   照子さんへの現在の思いについては、「介護を40年やることは普通のことだよ。それを、最後に殺してしまった。大馬鹿者がやることですよ」と語ったという。 きのう11日の公判で、検察側は懲役7年を求刑した。判決は来週18日に言い渡される予定だ。

(TT)

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