新型コロナ禍で5歳児の発達が遅れているという研究結果を、12日(2023年7月)の「THE TIME,」が紹介した。京都大学などの研究チームが、首都圏の認可保育所に通う乳幼児887人を対象に、2017~2021年にかけて行った調査によると、新型コロナで保育園の休園などを経験した5歳児は、経験していない5歳児と比べて平均で4か月の発達の遅れがみられたという。
これからコミュニケーション増やせば回復
京都大学大学院医学研究科の佐藤豪竜助教は「5歳時点は保護者以外の大人や友だちと遊ぶことで社会性を身につける時期なんです。コロナ禍でそういった機会が失われてしまったという可能性があります」と解説している。ただ、コロナ前の教育環境に戻し、コミュニケーションを増やしていくことで遅れを取り戻すことは可能だとしている。
司会の安住紳一郎「私たち働いてても、人とのコミュニケーションが減って、仕事のやり方を変えたことで、少し心のバランスを崩すなんていう方ももしかすると増えているのかもしれません」
(TT)