倉田キャスター、熱中症で倒れた人に遭遇 「救急車ひっ迫アラート」発出中の搬送実態

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   11日(2023年7月)の「めざまし8」は、「熱中症搬送」の実態について伝えた。

   「きのう(10日)は全国的にとても暑かった。東京では今年初めての35度以上『猛暑日』を記録した中で、熱中症で運ばれた方が実に134人と今年最多になりました。おそらく、その中の1人であろう人に、私きのう、会社から家に帰る途中にたまたま遭遇しました」と倉田大誠キャスターが語り出した。

  • 「救急車ひっ迫アラート」は出動率80%以上で発出(写真はイメージ)
    「救急車ひっ迫アラート」は出動率80%以上で発出(写真はイメージ)
  • 「救急車ひっ迫アラート」は出動率80%以上で発出(写真はイメージ)

救急車は15分後に到着、「消防の方々も大変」

   住宅街で倒れていたのは、帽子をかぶってマスクをした50~60代男性。目は閉じていたがまぶたがぴくぴく、手足がけいれんしていたという。すでに近くにいた工事現場作業員らが救急車を要請、アクリル板で日陰を作る、うちわであおぐなどして対応していたが、倉田キャスターは自動販売機でペットボトルの水を購入し、男性の両脇にあてがったそうだ。

   倉田キャスター「この段階ですでに救急車を呼んでから8分が経過していました。この8分というのは、一般的に救急車が現場に到着するまでの平均時間だそうです。タイムオーバーしていたということですが、思い返してみると、きのうは今月から運用が始まったばかりの『救急車ひっ迫アラート』が出されていた日なんです」

   「救急車ひっ迫アラート」は、都内の救急車(約280台)の出動率が80%以上で出されるが、この日出された時間は午前8時。倉田キャスターは「おそらく、きのうは相当気温が上がるということを見越して、すでに朝の段階で出されていたんですね」と推測した。

   救急車は通報から15分後に現場に到着。男性は病院に搬送されたという。

   倉田キャスター「134人の方が搬送されましたけれども、消防の方々も本当に大変な1日だったと思います」

   MC谷原章介「50代、60代ってまだ大丈夫っていう年齢に思えますが、救急車の状況を見ると早め早めに...。体調悪そうな人がいたら声掛けした方がいいですね」

   スタジオでは、高齢の家族に対する「暑さ対策」が話題になった。

   80代の義母を自宅に呼んだという立岩陽一郎(ジャーナリスト)は「1人にさせないというのが大事。確かに言ってもクーラー付けないけれど、危険な状況があればみんな分かる」。90代の祖母と一時同居していたという鈴木円香(起業家)は「高齢者はあまり水分を摂ってくれない。『飲んで』とお節介で勧めるのが大事」。父親と暮らす谷原は、子どもにこまめに見回ってもらうようにしているという。

(ピノコ)

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