富士山の静岡県側登山ルートがきのう10日(2023年7月)、山開きした。「一生には登ってみたいといわれる富士山ですけど」と、11日のTHE TIME,で司会の安住紳一郎アナウンサーが戸惑い気味に切り出した。年間20万人を超す登山者数が自然環境にはどうなのかともいわれるなかで、軽装登山や一気に登る「弾丸登山」も目立つ。世界遺産登録から10年、現状は問題もあらわだ。
安住紳一郎「安全対策はしっかりと」
山開きは4年ぶり、登山客が続々と山頂に向かい、外国人も多かった。「すごいラフな格好で歩いてますね。長袖でも肌寒いですが、タンクトップですよ」と取材ディレクター。Tシャツ、半ズボンの外国人も。中にはスカート姿で岩場を上る女性もいた。
富士登山の服装は、紫外線から肌を守り、転んだ時のけが防止のためにも長袖長ズボンが奨励されているが、そうした山の常識はどこ吹く風らしい。山小屋などに泊まらずに山頂まで登り、そのまま下山する弾丸登山は、休憩はさまずに0泊で往復する。高山病や低体温症を引き起こす恐れがある。「やめよう」「STOP」と呼びかける看板のあるのだが。
安住「安全対策はしっかりと準備する必要があります」
入山規制や環境保護の議論を、そろそろ煮詰めないと。
(あっちゃん)