新型コロナウイルスの再感染者が急増している。再び感染するまでの間隔も短くなっているという。「今後も注意が必要」と、10日(2023年7月)のTHE TIME,で司会の安住紳一郎アナウンサーが警戒を呼びかけた。
変異株は「感染させる力が強くなっている」
38度の熱できのう東京北区のいとう王子神谷内科外科クリニックを訪れた女性は去年7月23日にも感染していた。医師によると「6月から急に再感染の方が増え、20%弱の患者さんが再感染」だそうだ。このクリニックが独自に調べた再感染者の割合は、去年11月から今年5月までの間が5.4%、直近6月から7月5日の間は16%。
さらに、感染から再感染までの間隔を調べた名古屋大学のデータでは、第4波のときは平均13.6カ月だったのが、第5波10.9、第6波7.3、第7波3.7カ月と、流行の波を繰り返すたびに短くなっている。平田晃正教授は「変異株も少しずつ変異を重ねて、前回感染の抵抗力をものともせずに短期間に感染させる力が強くなっている」と指摘する。
安住「再感染の年齢層にはある傾向が見られるようです」
いとう王子神谷内科外科クリニックの再感染率は、年齢が下がるほど高く、50歳代の1.4%から10歳代3.4%、10歳未満5.7%と上がるという。伊藤博道医師は「いちど感染したから大丈夫と思われるかもしれませんが、気を引き締めていた方がいい」と話した。
(あっちゃん)