中学校の「雨漏り」も修繕できない埼玉・久喜市のインフラクライシス!「命の危険」と『めざまし8』リポート

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   埼玉県久喜市で、中学校の校舎の老朽化がひどく、雨漏りや壁がはがれたままと、6日(2023年7月)の『めざまし8』が伝えた。リポーターが行ってみると、市立久喜中学校では天井から落ちる雨水をバケツで受け、壁には茶色いシミがいっぱいに広がっていた。照明が破損したまま配線がむき出しの場所もある。校長は「市教育委員会に修繕要望書を提出しましたが、すぐには手がつけられないということだと思います」と話す。

   市教委によると、市内の小中学校31校のうち10校から雨漏り修繕の要望があるそうだ。久喜中は大規模な工事が見込まれ、すぐにはとりかかれないという。

   久喜市では3月にも、市内の歩道橋から130キロのコンクリート片が落ちた。築40年たつ市役所庁舎の配管が詰まり、18か所のトイレの15か所が使えず「仮設トイレで対応しています」という状態だ。公園では遊具の一部がブルーシートで覆われ、使用禁止の紙が張ってある。

  • インフラ老朽化
    インフラ老朽化
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新しい施設造るよりまず修繕

   こうした「インフラクライシス」は各地で起こっている。「50年から60年前に整備されたインフラの老朽化が全国的に広がっています」と東洋大学の根本祐二教授は指摘した。対策はないのか。新しいインフラを造らず、既存インフラの修繕におカネをかけること、公共施設機能を学校に集約させ、修繕するものを減らすなどを提案している。図書館や公民館を学校に集めておくという考え方だ。

   岩田明子(元NHK記者)「大型の、目立つ施設を造る予算があったら、こまめに(既存施設を)チェックしていけばコストダウンもできます」

   司会の谷原章介「命の危険にもかかわる。その前の段階で止めてもらいたいですね」

(あっちゃん)

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