札幌市の繁華街すすきののホテルで頭部のない遺体で発見された男性は恵庭市の男性会社員(62)とわかり、6日(2023年7月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一は「亡くなった男性には抵抗したような跡がなかったことが新たにわかりました」と伝えた。
防犯カメラの映像で、男性とホテルに入った女性の格好をした人物は、ホテルに来たときは白い服だったが、3時間後に1人でホテルを出た際には黒い服に着替えていた。ホテルの浴室に残された遺体には抵抗の跡はなく、衣類や財布、携帯電話もなかった。
全身をバラバラにするはずが......
法科学研究センター所長の雨宮正欣氏は「服装の変化は返り血などを考慮したものと考えられ、計画性がうかがわれます。遺体には刺し傷があったということですが、それが体の前面なら意識がない状態で刺された可能性が、背面なら不意打ちという可能性があります。頭部がないのは、頭部を打撃して意識がない状態にして刺した可能性が考えられます。頭部を持ち去るには、切断する時間がかかるし、血痕も残るのでリスクが高い。怨恨の線が強いのではないでしょうか」と話した。
弁護士の結城東輝は「雨宮さんが指摘した、怨恨と全身を切断するのには時間が足りなかったのでは、という考えはありうると思います。計画的に犯行に及んだが、時間が足りなかった」
(バルバス)