フランスで続いている暴動で3000人以上が拘束されたという。「その平均年齢はなんと17歳。なぜ若者たちは怒りの声をあげるのか」と、5日(2023年7月)の『めざまし8』で西岡孝洋アナウンサーが取り上げた。
リヨンの映像。若者たちは花火などを警官隊に投げつけ、路上に女性がひざまづき「争わないで、バカげている」と言いながら顔をおおった。パリ近郊では、市長宅に何者かが車で突入、放火もした(妻と子供が逃げる際にけが、市長は無事だった)。
パリ在住の日本人女性は「家の前で、すごい煙が。若い男の子2、3人が火薬弾を投げました。今回は何かを訴えるより、先に暴動が起き、激しいので怖い」と唇を震わせ、初老の日本人男性は「何が目的なのか、さっぱり分からない」と話す。SNSには「ざっまみろ」「これで不平等はなくなる」といった破壊行為を自慢する発言もある。
政治や経済格差への不満
きっかけは5月27日に17歳の少年が警察官に射殺されたことだった。暴動は各地に広がり、この1週間でフランス全土で1059棟が焼けるか倒壊し、自動車火災は5662件、被害額は1600億円という。暴動はベルギーやスイスにも広がった。
若狭勝(弁護士)「暴動には首謀者がいて、下に指揮者、その下に付和雷同者がいる。防ぐためには、若者の付和雷同的なものをどう封じるかがポイントです」
総合解説の風間晋(フジテレビ解説委員)「今の政治や経済格差に対する怒りがフツフツと存在するんです」
司会の谷原章介「ガスがたまっていたということですね」
(あっちゃん)