【どうする家康】長かった家康(松本潤)と瀬名(有村架純)の別れシーン 真相がお花畑に埋もれてしまった

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   NHKの大河ドラマ「どうする家康」7月2日(2023年)放送回。武田勝頼(眞栄田郷敦)の手で暴かれた、瀬名(有村架純)と信康(細田佳央太)の世界平和的な夢のような計画。しかしやがて信長(岡田准一)に武田との内通として漏れることになり、2人の始末を家康(松本潤)に委ねる。家康は信長の目をあざむき、妻子を逃がそうと決意するが。(ネタバレあり)

  • 次回から家康はちょんまげ姿に
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武田と内通した瀬名、そもそも泣ける話?

   信康が城を転々としたあと、ついに切腹となるのかと思いきや、七之助(ハナコ岡部)の太刀を奪って自らの腹を切った。「徳川を守ったんじゃ」と死に際の言葉。しかし信康よ、武田と何やら不穏な動きをして徳川を危うい立場にしたのは、あなた張本人なのだよ。なぜ徳川の長男は母と一緒に武田コソコソとやっていたのか最後まで疑問が残る。長男として将軍になっていたかもしれないのに、である。

   信康は戦の途中、大量虐殺を目の当たりにして気が狂いそうになったり、暴れ出したり、その一方で庭先でひとり泣いていたり、情緒不安定だったのは、母という宗教に入信してしまった信康像の前触れだったのか。ネットでは「信長って信康に死んでもらうとか思ってないかも知れないんだよ」「信康はもう戦をしなくて良い」「嫡男として務めを果たしたと自身にも言ったのかも」「家康のために死を選んでてしんどい」など信康を想う声も。

   それにしても、家康は家族を守ろうとして国を捨てようとするような人だっけ?瀬名が「あなたのわがまま」と返していたが、現代ドラマを見ているような気分。家康と瀬名の2人回想シーンが長い。築山事件は家康の人生において大事件であり、歴史の山場のひとつであるが、お花畑に事の真相が埋もれていってしまった。2人が抱き合って別れを惜しむ場面は「ここが泣くところ」とト書きがあったようにも。突然武田と内通しはじめた瀬名の死は、そもそも泣ける話なのだっけ?

   瀬名と信康との別れ。家康の心の中には、何か別の世界が広がっていく。次回からちょんまげの家康が登場。展開に期待したい。

(Y・U)

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