7月(2023年)から食品約3500品目が値上げされるが、なかでもオリーブオイルが高くなるという30日(2023年6月)の「THE TIME,」で、江藤愛アナウンサーが「実は、世界で取引価格が最高値を更新し続けているんです」と伝えた。
東京・墨田区の「スーパーイズミ」では、国産のオリーブオイルが1割、輸入品が3割ほど値上げしている。五味衛社長は「人気のある商品なので、ここで(値段が)上がったのはちょっと厳しい」と話す。輸入品のオリーブオイルは店頭にある在庫のみで、入荷の見通しは立っていないという。
大規模干ばつで収穫量が激減
値上がりの一因は、世界最大のオリーブの産地、スペインを去年夏(2022年)に襲った大規模な干ばつだ。オリーブの収穫量が減り、オリーブオイルの生産量が半減した。
国内のメーカーも、「原材料の上昇が当初の想定を大きく上回っている」(日清オイリオグループ)、「現在の環境からさらなる価格改定の可能性は十分に考えられます」(J-オイルミルズ)と話している。
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