学生らしい2人が階段の手すりに力なくもたれかかる写真。添えられたのは「学校を離れたら死んだ方がいい」の言葉。卒業シーズンの中国の大学でいま、卒業生の間で死んだふりをする写真のSNS投稿がはやっている。「中国で何が起きているのか」と、29日(2023年6月)のめざまし8で堀池亮介アナウンサーが取り上げた。
ゼロコロナ政策のダメージも
海外メディアは「死亡卒業写真」と名づけた。木の枝や階段に体をあずけ、「卒業したら失業」との投稿もある。中国メディアによると、5月の16歳から24歳の失業率は20.8%。5人に1人が就職できないという。「大学がふえすぎ、大卒者もふえすぎ、それに反して大卒に見合った仕事がない。ゼロコロナ政索のダメージも雇用をわるくした」と、拓殖大学の富坂聰教授はいう。
堀池「中国の現状をどう見たらいいのか」
元榮太一郎(弁護士)「セロコロナによる経済の下押しが大きく、谷になっていることを示している。日本における就職氷河期世代の教訓もふまえ、中国もしっかりした対応が必要と思います。あとは、一人っ子政策の世代なので、なおさらショックなのかと写真を見て思いました」
(あっちゃん)