けさ28日(2023年6月)の「モーニングショー」で、司会の羽鳥慎一は「ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシアで反乱を起こして消息不明になっていたプリゴジン氏がベラルーシに入国したことを認めました」と伝えた。プリゴジンの民兵組織「ワグネル」の資金不正の追及も始まり、プリゴジンは今後どうなるのか。
板倉朋希アナは「ルカシェンコ大統領はプリゴジン氏について、ベラルーシに入国し、安全は確保されていると話しています。また、ワグネルはロシア国防省へ軍事装備の引き渡しを準備中だとも報じられています。その一方で、ロシアメディアによりますと、ロシア連邦保安庁はワグネルの反乱の捜査を打ち切ると報じられています。さらに、プーチン大統領はワグネルに関する費用はすべて国が賄っていた、資金と報奨金で総額で1440億円支払ったと話しています」と報告した。
専門家は「暗殺は免れたようだ」
スタジオゲストで上智大教授の湯浅剛氏は「ルカシェンコはロシアに貸しを作った。ベラルーシの戦力としても(プリゴジンに)期待しているのではないか」と見る。
羽鳥が「プリゴジン氏の安全は保障されたんでしょうか」と問うと、湯浅教授は「実質的には安全は保障されたとみていいのではないでしょうか。残酷な決定、究極的には暗殺のようなものはなくなったということ」と話す。
玉川徹(テレビ朝日報道局員)「古今東西、反乱を起こした者は勝ち切らないと滅びてきた。プリゴジン氏がいなくてもワグネルは機能すると思うので、プリゴジン氏に関しては、今は死刑の執行猶予期間なのではないかと見ています」
(バルバス)