猿之助容疑者の弁護側「精神鑑定」を要請か?供述は矛盾だらけと元刑事は『ZIP!』で指摘

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   母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)は、「両親が自殺する手助けをしたことに間違いありません」と容疑を認めているという。きょう28日(2023年6月)の『ZIP!』が詳しく報じた。

   猿之助容疑者は5月18日、東京・目黒の自宅で、意識がもうろうとした状態でマネージャーに発見された。同居する父・段四郎さん(76)と母延子さん(75)は、2階の部屋で布団をかかった状態で見つかり、延子さんは死亡しており、段四郎さんも搬送先の病院で死亡が確認された。いずれも向精神薬を服用したことによる中毒死とみられている。猿之助容疑者と延子さんからは、猿之助容疑者に処方されていた2種類の睡眠導入剤の成分が検出されている。

   猿之助容疑者は週刊誌でハラスメントの疑いが報じられており、「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、みんなでさよならすることにした」「私も両親の後を追って自殺するつもりでした」「両親の頭からビニール袋をかぶせた。楽に死なせてあげようと思った」という趣旨の話を逮捕前の任意の事情聴取でしていたという。

  • 何千錠も飲めるだろうか
    何千錠も飲めるだろうか
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老親が大量の向精神薬飲めるか?

   森圭介アナウンサー「(検出された薬は)どちらも病院で処方されている薬ですが、死に至るには疑問があると専門家は指摘しています」

   薬物鑑定に詳しい法科学研究センターの雨宮正欣所長によると、これらの睡眠導入剤の中毒量は1000錠、致死量は6000錠だという。「極めて大量の向精神薬をとったとしてもなかなか死には至らない」と話す。

   スタジオ出演した大阪府警の元刑事・中島正純氏は「75歳の女性が大量の薬を飲むことが果たして可能だったのでしょうか。薬のゴミをわざわざ外に捨てに行ったということにも不可解な点が多い。残っていたら不都合な点があったのではと思わざるを得ません。両親にかぶせたというビニール袋をなぜ処分したかも不可解です」と首をかしげる。

   中島氏は今後の捜査のポイントとして、段四郎さんの死について「警察は、母親の件と父親の件を別に考えています。父親は要介護状態だったといいますが、事前に家族会議に参加し、自分の意思で話ができたのか。また、自ら大量の薬を口に持っていけたのか。私は殺人容疑で逮捕する可能性もあると思います。一方で、猿之助容疑者は向精神薬を処方してもらっていたということで、今後は弁護側からは精神鑑定を要請してくる可能性もあると思います」

キャンディ

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