プーチン氏とプリゴジン氏、相次ぐ声明発表 暗殺命令の憶測報道に専門家の見方(モーニングショー)

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   日本時間のきょう27日(2023年6月)午前4時過ぎ、プーチン大統領は緊急会見を行い声明を発表した。一方、所在不明となっていたワグネルのプリゴジン氏も昨日深夜に声明を発表している。ロシアでいったい何が起きているのか。27日の「モーニングショー」は専門家に話を聞いた。

  • プーチン大統領が国民にメッセージを発したロシア大統領府公式サイト
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玉川徹「しゃべっていることだけが全部なのか」

   「正しい決断をしたワグネルの兵士と指揮官たちに感謝します。彼らは最後の一歩で立ち止まってくれました」と語るプーチン大統領。武装反乱はいかなる場合も鎮圧されるとしたうえで、撤退に感謝を表明した。兵士が望めばベラルーシへの移住や国防省との契約、家族のもとに帰ることも確約したが、プリゴジン氏への直接的言及はなかった。一方プリゴジン氏もSNSにメッセージを投稿。 「どんな時だってロシア国益のためだけに任務を遂行してきた。陰謀と不慮の決断の結果、ワグネルは7月1日に消滅する羽目になった」とワグネル消滅が反乱の動機だと説明した。ロシア軍機の撃墜については、攻撃を受けたため止むを得ず撃墜したという。

   武隈喜一(ANN元モスクワ支局長)「プーチンは不快なものは名指さない。はらわたが煮えくりがえっていると思う。(プリゴジンの声明は)今まで聞いた中では一番落ち着いて、非常にまとまった論理的な内容だった」

   玉川徹(テレビ朝日報道局員)「しゃべっていることだけが全部なのか。表に出てきている要求は国防省解任やワグネル存続だが、本当にそれだけだったのか。ロシアはわからない」

   プーチン氏が治安部隊にプリゴジン氏の始末を命じるという報道もながれているが、プリゴジン氏は今後どうなるのか。これまでロシアでは、ウクライナ侵攻を批判した高級官僚や石油会社会長、地方議員などが次々と不審死をとげている。

   武隈喜一「これらのケースは裏切ることをする前に殺している。今回は事態が起きている。今現在はプリゴジン氏を暗殺することはないと思うが、ほとぼりが冷めた頃にプリゴジン氏がいなくなる可能性はある。プリゴジンは軍隊を持っている。ロシア軍の中にもプリゴジンを支持している人がいる」

(みっちゃん)

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