猿之助容疑者の逮捕、若狭勝弁護士が注目する「前日の『家族会議』」の内容(めざまし8)

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   27日(2023年6月)の「めざまし8」は速報から始まった。司会の谷原章介が「きょう未明、警視庁が歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者をきょうにも逮捕する方針を固めたことが分かりました」と伝えた。

  • 今後の捜査の行方は(写真はイメージ)
    今後の捜査の行方は(写真はイメージ)
  • 今後の捜査の行方は(写真はイメージ)

父親については「まだどうなるか分からない」

   田中良幸キャスターは捜査本部がある目黒警察署前からリポート。「今のところ、猿之助容疑者は都内の病院にいるものと見られています。この後、目黒警察署に移送され、きょうにも逮捕、取り調べが本格化すると思われます」「あくまで現時点では、母親の延子さんの自殺に関して向精神薬を準備した自殺ほう助の疑いでの逮捕状を取ったということです」

   小室瑛莉子アナが「なぜ事件から41日目のこのタイミングだったのか。そして今後の捜査のポイントは?」と疑問を投げかけ、元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏と、元横浜地検刑事部長の若狭勝弁護士がスタジオで解説した。

   若狭弁護士「私は当初からなんらかの容疑で逮捕は免れないと思っていて、6月末までには逮捕されると見ていた。ですから時期的には想定通り。父親に対する容疑は今のところまだどうなるか分からない。母親に対する自殺ほう助と父親に対するなんらかの犯罪容疑を分けて段階的にやろうとしているのではないか。そこか今回の事件の非常に大きなポイントだと私は見ている」

   谷原「なぜ今回は母親の延子さんの方だけなのでしょうか」

   佐々木氏「1つは死亡時間が違うという中でどのように向精神薬を飲んだのか。もう1つは2人の健康状態がどうで、自殺する意思が明確にあったのかどうか。母親は明確にあったと立証した。母親の自殺ほう助を明らかにしていくことで、父親の自殺ほう助なのかそのほかの罪名なのかが明らかになっていく」

   若狭弁護士は、猿之助容疑者の事情聴取の「事件前日に家族会議を開き両親と話し合った」という部分に注目し、こう指摘した。

「『両親』と言っていますが、(話し合いは)猿之助さんと母親だけだった可能性がある。父親は認知症と言う話もあるので、程度によっては『死のう』という意思が表せない。それに対して向精神薬を飲ませることは典型的な殺人になってしまう。そういう意味ではこの『家族会議』がどういう形で話し合われたのかが、今後の取り調べの最大のポイントだと思う」

(ピノコ)

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