新型コロナウイルスが沖縄で感染拡大している。「診療制限が出るなど医療の危機に直面しています」と、26日(2023年6月)の『THE TIME,』総合司会の安住紳一郎アナウンサーが取り上げた。これまでの例では、沖縄で感染が広がった後に全国でも増える傾向もあるという。
先週23日発表の1医療機関あたりの患者数は、全国平均が5.60、沖縄県は28.74と、これを大きく上回った。県内の入院患者数は500人を超えた。浦添総合病院では病床使用率が50%を超え、コロナ病棟を再設置した。PCR検査で陰性を確認のうえで入院しても、何日かすると陽性に転じ、周辺職員に感染が広がり、人手不足状態に陥るケースもあるそうだ。県内7医療機関が救急診療を、3医療機関が一般診療を制限している。
5類になっても感染力は変わらない
安住「全国の予兆を(沖縄が)示していると言えるかもしれません」
宇賀神メグ・アナウンサーが紹介した沖縄県の40代女性は、「コロナで自宅療養中ですが、発症初日は何十軒もの病院に診察を断られました」という。
浦添総合病院感染対策室は「適正な医療を提供できない段階にきているのではないでしょうか。5類になったからといって、ウイルスの感染力は変わらないので、適切な場でのマスク着用、体調がわるい時は集団の所へ行かないなど、みんなでやることをやらなければと思います」と警戒を呼びかけている。
(あっちゃん)