即位後初めて国際親善としてインドネシアを訪問していた天皇・皇后両陛下はきょう23日(2023年6月)に帰国。けさの『ZIP!』では、日本テレビ宮内庁担当の笛吹雅子記者がインドネシア・ジャカルタから皇后さまの様子などについて伝えた。
両陛下そろっての国際親善訪問は21年ぶり。17日にインドネシアに到着後、ジョコ大統領夫妻との公式行事や日本語を学ぶインドネシアの学生との懇談、現地で活躍する日本人との面会などの多くのスケジュールをこなした。
皇后さまは、ジョコ大統領夫人と伝統文化の実演を見学した際には、ろうけつ染めの体験をし、インドネシアの伝統的な染め物バティックの生地をはおって笑顔を見せていた。
笛吹「皇后さまがバティックをはおった時に、カメラの前で見たことのないような笑顔を見せていてびっくりしました。これが皇后さまの自然体なのだなと感じました」
菅谷大介アナウンサー「皇后さまが元外交官らしい姿を見せた場面もありました」
さすが元外交官!天皇陛下をさっとフォロー
笛吹「ジョコ大統領によく話しかけていて、天皇陛下をフォローしている姿もみられ、国際舞台での強さも感じました。ちょっと会話が途切れそうになると、大統領夫人にサッと話しかけて場を和やかにしたり、天皇陛下が『ん?これはどこかな』と思われたときに、サッと指し示したりと、陛下にとっても皇后さまがお隣にいるのは頼もしいだろうなと思いました」
笛吹記者が皇后さまの変化を感じたのは、当初の静養の予定を変更して天皇陛下に同行し、ジャカルタ市内の大学や職業専門学校で若者たちと交流したときだ。
「(予定変更は)ご自身で判断されたということでした。それだけ体調に手ごたえがあったのだと思います。(若者との交流のなかで)皇后さまの声がどんどん大きくなってきて、こんな大きな声でカメラの前で話す皇后さまの姿はあまり覚えがありませんでした」
笛吹「今回の訪問は、皇后さまにとってとても大きな意味があったと思います。体調にはまだ波がありますが、一つずつ行事を重ねることで自信を深められたと思います。私にとっても感慨深い取材でした」
キャンディ