タイタニック観光潜水艇5人死亡「ZIP!」現地速報―海底で破片発見

   「速報です」ときょう23日(2023年6月)の『ZIP!』で司会の水卜麻美アナウンサーが伝えたのは、沈没したタイタニック号を観光するツアーで消息不明となっていた潜水艇「タイタン」の続報だ。日本時間のきょう午前4時ごろ、捜索を指揮していたアメリカの沿岸警備隊が「タイタニック号の近くで潜水艇の一部を発見した」と発表した。ツアーの運営会社も、乗っていた5人について「全員死亡したとみられる」とする声明を出した。

   沿岸警備隊によると、タイタニック号の残骸から約500メートルの地点で、大きな破片5つが発見された。破片は潜水艇の圧力室が大破したものと一致しているという。

  • 危険な冒険
    危険な冒険
  • 危険な冒険

連絡が途絶えた直後に現場海域で爆発音のような音声

   『ZIP!』は去年(2022年)同じツアーに参加したメキシコ人の男性の話も伝えた。男性は海中で交信が長時間途切れるトラブルに遭遇したという。ツアーの書類には、命を失うリスクについても書かれていたといい、「この探検は信じられないぐらい危険なものだった。命を失う可能性も含めて、起こりうる危険性は理解していた」と話していた。

   捜索拠点がある米ボストンで取材しているNNNの橋本雅之記者は、「ここボストンには世界中のメディアが集まり、捜索の一挙手一投足を速報で伝えてきましたが、会見を受けて、報道陣の中にも重苦しい空気が漂っています」と伝えた。

   水卜「現時点で原因などについて発表はありますか」

   橋本「現場海域では捜索開始当初からソナーが使われていますが、潜水艇が大破したときの大きな音は確認されていません。沿岸警備隊は、捜索が本格化する前に潜水艇が大破していた可能性が高いという認識を示しています」

   橋本記者はさらに、「潜水艇との連絡が途絶えた直後に、現場海域で爆発音のような音声を検出していた」と複数の米メディアが報じていることも伝えた。

キャンディ

姉妹サイト