タイタニック探索艇、「水中音」が意味する希望 水卜アナ「30分おきの情報も」

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   「発見には至っていません」ときょう22日(2023年6月)の『ZIP!』で、司会の水卜麻美アナウンサーが切り出したのは、タイタニック号を探索するツアーの潜水艇「タイタン」が行方不明となっているニュースだ。艇内の酸素は日本時間の今晩にも尽きるとみられるなか、「水中から音がした」という情報もあり、米国の沿岸警備隊などが24時間体制で捜索を続けている。

  • 24時間体制の捜索が続くが…(写真はイメージ)
    24時間体制の捜索が続くが…(写真はイメージ)
  • 24時間体制の捜索が続くが…(写真はイメージ)

専門家「生存しているということではないか」

   タイタンは現地時間の今月18日、水深4000メートルの海底に沈没している豪華客船タイタニック号を探索するために、カナダ東部を出発したが、タイタニック号が沈没している近くの海域で消息を絶った。

   乗っているのは、イギリスの富豪で冒険家のハーディング氏やフランスの探検家、パキスタンの実業家親子ら計5人で、参加費は1人あたり約3500万円。操縦しているのは、ツアーを運営している会社のラッシュCEOだという。

   艇内には緊急用の酸素が4日分あるというが、日本時間のきょう午後8時8分に尽きる見通しだ。4年前の資料映像によると、艇内はわずかな光のみで薄暗く、大人5人が背中を丸めて床に座らなければいけないほど狭い空間で、トイレは1つあるという。

   5人が置かれている状況について、番組は専門家に聞いた。

   東海大学海洋学部の山田吉彦教授「深海は非常に冷たく、海水は0度に近い。潜水艇の中もかなり冷えていると思います。できるだけ寄り添って体温を落とさないようにしながら、じっとしていることによって必要とする酸素量も抑えることが大事です」

   水中から聞こえたという音については、「通信機能がマヒした場合は、継続的に音を鳴らすことによって洋上にいる船の音波探知機に自分の存在を感知してもらう。船内にはまだ人が生存しているということではないか」と山田教授は話した。

   捜索活動の拠点がある米ボストンから、NNNの橋本雅之記者が生出演し、「(現地時間)21日の捜索でもカナダの哨戒機が水中からの音を感知したと沿岸警備隊は発表しています。アメリカ海軍と共有し、分析を急いでいます」と伝えた。

   水卜アナ「音は30分おきに聞こえるという情報もありますが、中で鳴らしているのかなど見方は出てきていますか」

   橋本記者「きのうの時点では、水中から30分おきにものを激しくたたくような音が聞こえるという情報もありましたが、さきほどの会見で沿岸警備隊は、この音が人間によるものかは不明だとしました。ただ希望はあるとして、無人探査機を使って周辺の捜索を強化しています」

(キャンディ)

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