21日(2023年6月)の「あさイチ」(NHK総合)は防災対策を特集。お笑い芸人の白鳥久美子・チェリー吉武夫妻が自宅でガス・電気・水道なしの避難生活を体験した。
防災対策にかなり自信があるという白鳥は、非常食、ランタン、非常用トイレ、水がなくても体が拭けるグッズなどを前に、「なんとなく1~2週間やっていけるつもりではいる」と言い、チェリーと共にファイテイングポーズを決めたが......
ガスなし、電気なし、水道なし、トイレなし
いざサバイバルが始まると次々と問題が発生。まず夫妻を襲ったのが暑さ。この日の最高気温は29度ということで、白鳥は「エアコン切った瞬間にむあっとするもんだね」。チェリーは耐えきれずに服を脱ぎだした。
次に白鳥を悩ませたのが、電源が落ちた冷蔵庫の中身をどうするか。開けて中を確認すると、「入れてた干物のホッケが臭い」。途方に暮れ、1度限りのテレフォンで助っ人にSOSを出した。
答えてくれたのは、家庭の防災対策に詳しい小倉丈佳さん(NPO法人プラス・アーツ)。「なるべくドアを開け閉めしない(開ける場合は10秒以内)」「傷みやすい食材は冷凍庫に移す」「頻繁に使うものは保冷バッグに移す」「冷蔵庫の上段に保冷材や解凍してもよい冷凍食品を置く」とアドバイスしてくれた。
さっそくチェリーが1歳娘の好きな食品を保冷バッグに移し替えようとするが、手が滑ってヨーグルトを床にぶちかます失態をしでかした。チェリーは「照明の暗さと焦りで」と言い訳。白鳥が「旦那のアホさ加減。どんな防災グッズより、しっかりした旦那が欲しい」と嘆くと、「ごめんなさい」と薄暗い中、しょぼんとしながら床掃除をしていた。
その後も、非常用トイレの使い方を間違える、頼りにしていた卓上コンロがIHだったなどなど、致命的な失敗を繰り返した夫妻。午後9時にようやくサバイバル生活を終えた。
白鳥「ぶっちゃけ、すごい疲れました」
キャスターの博多大吉「見ていても疲れたもん。実際は、精神的にももっと疲れるんだろうしね」
白鳥「暗闇で動くのってこんなに疲れるんだっていうのと、水が自由に使えないストレスと。大分カットしてくれましたけど、結構ケンカしてます」
今回の体験で、ポータブル電源、カセットコンロなど、一家に必要なものが分かったそうだ。
(ピノコ)