「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹著)が俳優の向井理さんの朗読でオーディオブック化された。「めざましテレビ」の鈴木唯キャスターは向井さんをインタビュー。20日(2023年6月)の番組でその内容を放送した。
子どもの頃から本好き
村上春樹さんの作品の印象について聞かれた向井さんは、
「個人的にたくさん読んできた訳ではないのですが、よくこんな表現が出てきて、しかもすごく想像できるっていう。だけど分かりやすくなくてちょっと回りくどいような表現もあったり。でもそれがいちいちオシャレで。本当にセンスというか、物書きの中でも全然違うジャンルを確立されている方なんだなって、今回改めてじっくり読んでみて感じました」。
子どもの頃から本好きだったという向井さん。そのエピソードも教えてくれた。
「うちの母が、髪の毛を家で切ったらマンガ以外の本を1冊買ってくれて。節約ですよね。2000~3000円かかるところよりは500~600円の本をっていう。それで色んな本を買ってもらってましたね、いつも」。
おうち時間の増加で朗読コンテンツの利用が増えているということで、鈴木キャスターは「最近のおうち時間の過ごし方」についても質問。
「味噌やめんつゆなど、家で作るものが増えた」という向井さんに、鈴木キャスターの反応は「え?」。
「めんつゆ作れるっていうのがびっくり」と驚く鈴木キャスターに、向井さんは「めんつゆ簡単ですよ」とさらっと返した。
鈴木キャスターがさらに「めんつゆって売られためんつゆしか脳になかったです。作れるっていう...」と話を引っ張ろうとしたところで、「まあ...この話は...やめましょう。全然違う方向に話が(笑)」と、向井さんの方からクールに会話を終えた。
スタジオでは、ドラマで向井さんの子ども時代を演じたことがあるという、エンタメプレゼンターの高杉真宙さんがコメント。
高杉「その後も1度共演させていただいて。僕は当時21歳で、向井さんのヒゲ姿がダンディーでかっこよくて、羨望のまなざしを向けていたのを覚えています」
軽部真一キャスター「真宙くんのヒゲもちょっと見たい感じしますけどね。フフフ」
(ピノコ)