岡山県庁など5カ所に不審物、爆破予告も 玉川徹「愉快犯にしては手が込んでいる」

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   昨日19日(2023年6月)正午過ぎ、岡山県庁ロビーの椅子の下で不審な段ボール箱が発見された。箱はスニーカーが入るくらいの長方形の箱で、文章と人のイラストのようなものが描かれている。岡山県では他にも岡山市役所や倉敷市役所、岡山大学、岡山駅の計5カ所で同じような段ボール箱が見つかったが、今日の「モーニングショー」はこの話題をトップで取り上げた。

  • 何が目的の犯行なのか(写真はイメージ)
    何が目的の犯行なのか(写真はイメージ)
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「サリン」「ポア」...、300万円要求も

   不審物が見つかる前に爆破予告が届いていたことから、これらの施設は一時的に閉鎖され、爆発物処理車が入るなど騒ぎとなった。予告内容は「市内の公共施設複数箇所に爆弾を仕掛けた」「爆破時刻は1時34分から3時34分に設定」「保育園、幼稚園、障害者施設、老人ホームにもサリンとボツリヌス菌をまいた後、放火して児童や職員をポアする」といったもの。

   「爆破のメールは(過去にも)何回かいただきました。ただ実際にモノがあったというのは記憶していません」(岡山市職員)

   段ボール箱の中身はいずれも危険物ではなかった。いずれも紙が添えられていて1行目には「声なき声に力を」とあり、予告メールにあった人物の名前や300万円の金銭要求など、犯行をほのめかす文章が書かれていた。

   「爆破予告のあと実際に不審物が見つかるのは珍しい。今回は実際に段ボール箱を置いているので防犯カメラなどで犯人が見つかる可能性は高い」(元埼玉県警捜査1課・佐々木成三さん)

   菊間千乃(弁護士)「単独犯というか、一度に同じ時間に置いたと考えられるかな。愉快犯的なものなのか何かに対する不安、怒りからということだと繰り返される心配もある。早く犯人が見つかるといい」

   玉川徹(テレビ朝日報道局員)「爆破予告は電話やメールなど思いつきでやっているものが多いが、これは手が込んでいる。実際に作っているし同じような時間帯に離れたところに置いている。証拠が多いし発覚するリスクも高い。そこまでして何の目的でというのがさっぱりわからない」

(みっちゃん)

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