「聞いてる話と全然違う」BBQ死亡事故の学校側説明に保護者怒り!玉川徹も「納得できない部分多い」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   先月24日(2023年5月)、福岡柳川市の美容専門学校で行われたBBQで学生が火傷を負って死亡した事故で、3週間以上経ったおととい17日に保護者説明会が行われた。火が燃え移るきっかけとなった消毒用アルコール投入がなぜ行われたのか。学校側の説明に保護者側から憤りの声が上がった。

   関係者への取材によると、コンロの火が消えていることに気づいた20代男性職員が、炭に消毒用アルコールを振りかけたところ、ボンという音ともに火柱が上がり炎上、周りにいた4人の男子学生に引火。やけどで病院へと救急搬送されたが、このうち18歳の男子学生が今月6日に亡くなった。

   説明会でまず紛糾したのは、アルコール投入を誰が指示したか。アルコールを着火剤に染み込ませて入れることに関しては、学校側が理事長の指示を認めた。しかし、事故原因となったアルコール追加投入に関しては理事長の指示を否定。これに対し複数の保護者たちから、「子どもから聞いている話とぜんぜん違う」「娘から聞いてますよ。聞いた子たち何人もいますよ。指示出したところ」と声が上がる。

  • アルコール注ぐ非常識
    アルコール注ぐ非常識
  • アルコール注ぐ非常識

業務上過失致死の疑いで家宅捜索

   警察は業務上過失致死の疑いで学校を家宅捜索。今後の捜査のポイントだが、亀井正貴弁護士は「同じ証言が複数あれば、追加投入指示を認定する有力な証拠となる。火の近くの学生に対する安全確保義務を怠っていなかったかも問われる」と語る。

   山口真由(弁護士)「たとえ(追加投入の)指示がなかったとしても、管理監督責任が問われる事案です」

   玉川徹(テレビ朝日報道局員)「消防庁もこの件に関してアルコール投入はありえないと言っています。前日実験やったと言っているが、どんな実験をやったのか。やったのかどうかも含めて、検証が必要ですよ。ちょっと考えれば、火が燃えているところに揮発性引火物を入れることが、なぜOKだと思っていたのか。納得できない部分が多い」

(みっちゃん)

姉妹サイト