吉野ケ里遺跡、石棺墓は「空っぽ」、玉川徹「インディー・ジョーンズなら呪いが...」

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   司会の羽鳥慎一が「ちょうど先週の8日にも放送しましたが、佐賀県の吉野ケ里遺跡、石棺墓の調査が昨日14日(2023年6月)に終了しました。さあ、どうなったでしょうか」と、今日15日の「モーニングショー」で切り出した。

  • 吉野ヶ里歴史公園の公式サイトより
    吉野ヶ里歴史公園の公式サイトより
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石山アンジュ「決着つかずでしたが、これでよかったかも」

   6月5日、石棺墓の蓋が初めて開けられると、中には土が詰まっていた。徐々に土は取り除かれ、発掘調査が進められてきた。しかし、決定的な証拠が見つからないまま、13日には底まであと3センチの厚さになった。佐賀県文化財保護・活用室の白木原宜室長は「土はあと2~3センチ。(骨があるとしたら)その中にある」と話していたが、すべての土が掻きだされた後に公表された調査結果は「副葬品、人骨等は確認できませんでした。この墓に守られていた人間が何者なのかという証拠がなかったのは非常に残念です。ただ、弥生時代後期の墓であるという見解は変わっておりません」と話した。

   この結果を受け、邪馬台国=畿内説を唱える奈良県桜井市の観光まちづくり課では「確定的なものが出ず、ひと安心です。いろいろな説があるからこそロマンがある」とコメントした。

   石棺墓の蓋に粘土が付着していたことから、これまで盗掘はなかったとみられていたが、ではなぜ痕跡が残っていなかったのか?

   白木原室長は「日本は酸性土壌なので人骨や有機物は溶けてなくなってしまった。弥生時代後期の有力者の墓。シャーマンという考えも捨てきれない。邪馬台国の誰の墓なのかは考古学的には言及できない」と話した。佐賀県は今回の結果を受け、引き続き石棺墓に詰まっていた土壌の分析を続ける予定で、白木原室長は「人骨のDNAが抽出できれば、性別なども追えるかもしれないし、成分分析で副葬品についても見えてくるものがあるかもしれない。いろいろな可能性があると思う」と語っている。

   社会起業家の石山アンジュは「邪馬台国論争、決着つかずでしたが、これでよかったのかもしれません。このままミステリーということで」とコメント。

   弁護士の結城東輝も「これがミステリーであることが国民的論争の的になって盛り上がるから、わからないほうがよかったのかもしれませんが、自分は関西出身なのでホッとしたかなぁ」と話した。

   テレビ朝日の玉川徹は「何が出るかなと思っていましたが、ド素人の自分としてはインディー・ジョーンズ的に見ていただけでした。邪馬台国とかは興味がなく、何が出てくるのかに興味があったのに、何も出なかったというのは意外でした。インディー・ジョーンズ的には、アークを開けると何も入っていなくて、呪いが噴き出すという結論でした」と話した。

   羽鳥は「それにしても掘り終わった後の写真を見ると、キレイに掘るんだな~と思いますね。調べていないエリアもまだあるということなので、新たな情報が出てくるかもしれません」とまとめた。

(バルバス)

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